上場企業ではないのであまり大きな問題はないのですが、業界ではそこそこの規模の会社なので色々と問題が起こっているのです。
と言いますのも創業者がいたときはこれまでの経営路線の延長で来年度の予算と人材確保にあたればよかったのですが、やはりもし息子の常務が社長になるとすると彼が進めたいと思っているインターネット分野への進出関連についてもう一度会議しどうしていくか決めなくてはならないからです。そのため関連部署の営業や企画、マーケティング部署では連日会議が行われているのです。
私はどちらかというと常務の進めようとしていることに賛同していたので普通ですと今後はいい方向になるとは思ってはいるのですが、昨年還暦を迎え、あと5年で退職なのですが、場合によっては現役員会の多くが社長派であったので、役員に、という声も聞こえたりしてます。
もちろんうれしく、とてもありがたいのですが組織の常で何が起こるかわからない中、慎重にふるまっていかなくてはならないなという気もちです。と言うのも社長亡き後、実権を握りたがっている副社長と専務がいてひと悶着ありそうな感じなのです。
もちろん株式の半分は亡くなった社長が持っており、常務も10%ほど持っているのでスムーズに亡くなった社長の株が息子の常務に譲渡されればいいのですが、社長の奥さんも健在でまた、独身で別な会社を経営している常務の姉が一人いて創業者一族内での財産分与など含め色々揉めそうなのです。
実は、常務が勝手に米国に留学した時、ご家族内で色々あったようなんですね。
あまり詳しく書くと見る人が見ればわかってしまうので詳しくは書けないのですが、どうも留学というのは建前で会社を継がずアメリカでインターネット関係のベンチャー企業を興すと言って飛び出したようなんですね。結局失敗して会社に復帰した経緯があるんです。
そんな中、普通は次期社長の常務が会社の告別式では葬儀委員長になるはずが、
社長の奥さんから
「息子はまだ若いので、副社長にお願いしたい」との申し出があったため副社長が葬儀委員長をされたようなのです。真偽のほどはわかりませんが以前から副社長への奥さんの信頼が厚いとのうわさはありましたので。
まだまだ色々起こりそうで、私にとっても非常に微妙な立場なので戸惑っているところです。
それに来週には奥さんと今後について話し合う予定で、こちらのほうもどうしたものか。。。
今年は気持ちよく桜を眺めることができるのだろうか気がかりな日々を過ごしています。

